ナポリ周遊記① ポンペイ編

Filed under: イタリア @ 2010年8月12日

「ナポリを見て死ね」ということで、ナポリに行った。

ナポリではもちろん食い倒れがメインとなるけど、なにより南イタリアを旅するとき、ナポリを拠点とすると便利がいい。カプリ島やポンペイ遺跡は近いし、ローマへも日帰りの旅が可能。本誌No.4『パッシーでランデヴー』「pieton ailleurs(ぴえとん、他のところ)」でも紹介したアマルフィ海岸のポジターノも、ナポリ経由で鉄道+バスで入る。

ということで、ナポリ中央駅前のガリバルディ広場に面したホテルをとって(ヴェスヴィオ火山がよく見える)、まずはポンペイに向かった。ポンペイへは、中央駅からヴェスヴィオ周遊鉄道で行く。左手にはヴェスヴィオ火山がそそり立ち、右手は真っ青な海でとても気持ちがいい。


個人的にはポンペイというと、ロッセリーニの『イタリア旅行』(1954)の終盤のシーンにつきる。破局を迎えつつあった夫婦(イングリット・バーグマンとジョージ・サンダース)がポンペイを訪れると、遺跡から男女が手をつないだ石膏が掘り出され、それがクライマックスへの伏線になる。この男女の石膏像は、火山灰に覆わた瞬間の姿を石膏を流して再現したものだが、映画の撮影中に偶然とり出されたものらしい。ポンペイでは、そうした何体もの石膏像を見ることができるが、男女が手をつないだものは見つけることはできなかった。そううまくはいかないようだ。

ポンペイは紀元1世紀の町の姿がそのままの姿で残っている。当時の人と同じような感覚で町歩きを楽しめるところがいい。車道と歩道がある通りに沿って商店や酒屋が並び、道路標識も残る。酒屋のカウンターは現代と同じで、いますぐにでも店が開けそうだ。町の周囲には闘技場や劇場、美しい大邸宅の秘儀荘があったりして、1日かけて見て回るにはちょうどいいサイズの町だ。ちなみに、ここから出土した有名なモザイク画「アレクサンドロス大王の戦い」はナポリの国立考古学博物館に移されているので、ナポリに戻って見る

中心部に一ヶ所だけレストラン・バールがあるので、ランチはそちらで。夕方にはナポリに戻ってリストランテを探しを楽しみましょう。

次回はカプリ島に行ってみます。

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